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アメリカの反知性主義
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 37775 位
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40年以上も前の著作とは思えない、大変優れたアメリカ(文化)論!
恥ずかしながら、購入して、原著の発行年を見てたまげた。1963年!「何かの間違い?」ではなかった。それほど、年月を感じさせない著作である。ひとつは、現在のアメリカ・ブッシュ政権を支える「草の根保守主義」のルーツというか本質を、見事に描き出している点がある。レーガン政権や現ブッシュ政権を支える「草の根保守」というのは、公民権運動やフェミニズムなどのリベラル化への反発や、『アメリカン・マインドの終焉』あたりの感化と思っていたが、本書によって、それがある意味で建国以来の「反知性主義」と呼ぶべきものであることを学んだ。考えてみれば、アメリカ建国の理念のひとつは、ヨーロッパ的なヒエラルキー社会の否定であっただろうし、自由とともに平等の観念は、アメリカという国家の根幹なのである。そうした立場からすれば、知性だの、知識人だのは、うさんくさい存在ということになる。ところが、現実のアメリカは、そう単純ではない。一面的であることを承知でいえば、ノーベル賞受賞者数を考えても、この国が知性を敵視して凡庸をよしとしているとはとても思えない。現在のアメリカはかなりおかしいとは思うが、それでも、故サイードやチョムスキーをはじめとする、知性にまみれたような知識人も大勢いる。この複雑さがアメリカなのであり、本書は、その点を歴史的に描き出してくれている。すごい著作であると思うし、また、訳者の碩学を賞賛したい。
よく出してくれた
今世紀中(あるいは数十年年以内?)に人類が滅亡するとすれば、その元凶となる可能性がダントツ一位のアメリカン・アンチ・インテレクチュアリズムについて、様々な角度から詳細な検証を行っているのが、この本です。 学術書ですので、やさしい内容ではありませんが、訳もよくできており、きちんと読めば十分理解できる出来に仕上がっています。 政治、社会思想に興味のある人にとっては必読書だと思いますが、「なぜアメリカ人は?」という疑問が、マイケル・ムーアその他を読んでもまだすっきりとせずに残っている人にも、この本は一番のおすすめです。
みすず書房
アメリカのデモクラシー (第1巻上) (岩波文庫) アメリカのデモクラシー〈第1巻(下)〉 (岩波文庫) アメリカのデモクラシー〈第2巻(下)〉 (岩波文庫) アメリカのデモクラシー〈第2巻(上)〉 (岩波文庫) 反知性の帝国―アメリカ・文学・精神史
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